事務所の移転は原状回復も大事になる

事務所の移転はひと昔前より大変な労力を必要とするようになりました。嘗ては電話回線の移動を依頼すれば完了だった移転作業に、昨今のIT化導入に伴い1人社員あたり1つのコンピュータの移動が発生するからです。当然業務は一時中止せざるを得ない状況ですし、移転先で1秒でも早く日常業務を開始すべく、社員のみならず専門業者も依頼してかなり大掛かりな作業となります。案外忘れがちなのが移転先より今迄使用していた事務所の原状回復です。家主に返却するにあたって、通常の賃貸家屋同様、借りた時と同じ状態にして返却するのがルールです。実はこれが大変なのです、電話回線及び各種機材投入の為にやむなしで開けた穴や傷、一体どのようにして修復すべきでしょう。そのヒントと解決策を探ります。

事務所の移転作業は見積もりを取ってから開始する

全国展開している大手企業なら本社一括発注で業者を選ぶ事は難しいでしょう。しかし中小企業で特別な企業同士の関係を重視しないのであれば、是非移転にまつわる費用の見積もりを出して、最も適した業者に依頼して開始させる事が理想的です。個人の引越し同様、多くの引っ越し業者が存在するので、一括で見積もりを比較検討出来るサイトを利用して、気になった業者に直接アクセスして詳細を伝え、最終的に細かい見積もりを見た上で、移転作業を依頼する業者を決定します。決して素人(社員)だけで終了出来る内容ではありません。個人情報ならぬ企業情報が流出したら大事ですし、大切な情報が搭載された機械を破損してはその後の業務に支障を来します。信頼出来る業者の中でも、最も相性の良い業者を選びぬく事から移転作業は始まります。

1つの業者だけでは完成しない移転作業

仮に移転作業を依頼する業者が決定した後は何もしないで良いか、決してそうではありません。1社で全てを賄える業者はまず存在しません。デスク及び棚などを運び出す業者、IT専門引越し業者、昨今ではセキュリティー関連の専門業者に依頼してデータを保管移動するケースも増えています。移転先の整備は勿論の事、今迄在籍していた場所を元通りの状態にして退去する為の工事が必要になる事も十分有り得ます。全ての撤去に係る費用を予め算出しておく事を忘れてはいけません。移動だけでなく、撤去費用もコストに含まれます。個人情報の兼ね合いや大切な企業機密の観点から、安かろう悪かろうではなく、安心安全な事務所の移転を最優先に掲げ、社員一体となって完了するよう準備と心構えが必要です。